『有田と週刊プロレスと』 Season2 No.007 ~ 大激闘と名・珍場面続出!新日vs全日、奇跡の対抗戦!≪完結編≫~

驚くほどのビッグカードが実現

放送日は2017年9月6日、ゲストは引き続きノブシコブシの吉村。週刊プロレスは引き続き1990年2月24日号(No.363)。

『’90スーパーファイトIN闘強導夢』について、有田が実際の試合を掘り下げていく。

後半の北尾や橋本真也についての解説が修逸で、かなり面白い回である。

その内容をちょびっとご紹介。

事件だらけだった『’90スーパーファイトIN闘強導夢』

有田がゾクゾクとした鳥肌ものだったのは、第7試合『全日 ジャンボ鶴田&谷津嘉章 vs 新日 木戸修&木村健吾』。

新日の田中リングアナ(有田と週刊プロレスとのナレーター)が『ジャンボ鶴田』の名前を呼ぶということから奇跡で鳥肌ものだったらしい。

第8試合『全日 天龍源一郎&タイガーマスク(三沢光晴) vs 新日 長州力&ジョージ高野』。どうも、この試合は久々でイマイチかみ合わなかったらしい。

第9試合 IWGPヘビー級『全日 スタン・ハンセン vs 新日 ビッグバン・ベイダー』。この試合は外国人レスラー同士の戦いにおいては、秀逸な内容だったらしい。手を抜いてもいいくらいの試合に関わらず、ベイダーが目を腫らすほどのド迫力のガチの格闘で、観る価値ありとのこと。

第10試合 『北尾光司 vs クラッシャー バンバン ビガロ』。期待された相撲の横綱だった北尾のデビュー戦。
普通に当時の黒パンのストロングスタイルで出てこれば歓迎されたはずだが、なんかスタン・ハンセンを真似したような勘違いした格好で登場し、試合では変なポーズと奇声を上げるだけで、試合内容もフィニッシュも全然ダメ。変な空気を作ってしまい、観客からは、有田が知っている限り初めてのブーイングが起こるほど。
このくだりはすごく面白い。その後の北尾に関しては別回で語られる。

メインイベント第11試合『アントニオ猪木&坂口征二 vs 橋本真也&蝶野正洋』。語り継がれるべき点は3つ。
①まだ当時若手の橋本真也が試合でかかってしまい(折り合いがつかず、暴走すること)、猪木をボコボコにしてしまう
②楽屋でも事件が発生。猪木がレポーターを殴る&橋本真也が楽屋で既にかかっており「時はきた~、それだけだ!!」の名言を吐く
③猪木が「1.2.3 ダァ~!!」を、前振りをしながら、初めて観客と一緒にやる

う~ん、確かに色々と伝説が残った興行だ。

試合観戦記

■第1試合
○飯塚孝之 vs ×松田納

■第2試合
ペガサス キッド&○佐野直喜 vs 獣神サンダーライガー&×野上彰

■第3試合
ヒロ斉藤 & ○後藤達俊 & 保永昇男 vs 小林邦昭 ×星野勘太郎 馳浩

■第4試合
○ブラッド レイガンズ vs ×ビクトル ザンギエフ

■第5試合
○スティーブ ウィリアムス vs ×サルマン ハシミコフ

■第6試合 AWA認定世界ヘビー級選手権試合
○マサ斎藤<挑戦者> vs ×ラリー ズビスコ<王者>

■第7試合 新日本vs全日本 団体交流戦
○全日 ジャンボ鶴田 & 谷津嘉章 vs 新日 木村健吾 & ×木戸修

■第8試合 新日本vs全日本 団体交流戦
全日 天龍源一郎 & ○タイガーマスク vs 新日 長州力 ×ジョージ高野

■第9試合 IWGPヘビー級選手権試合

■セミファイナル 北尾光司デビュー戦

北尾でけぇ~なぁ~。でも、この試合は苦笑い。退場時に「帰れ、帰れ」と言われているような・・・。

■メインイベント アントニオ猪木 国内復帰戦

この動画の冒頭で、猪木のレポーター暴行事件と橋本真也の名言も見られる。

猪木は目を腫らし、鼻血を流している。

そして、最後は「1・2・3・ダァ~!!」のところまで動画を載せてくれている。わかってんじゃん、新日!!