『有田と週刊プロレスと』 Season1 No.015~名言のオンパレード!長州が呼びかけた「世代闘争」とは!?~

世代闘争「ナウリーダーvsニューリーダー」

放送日は2017年3月1日、ゲストは引き続き「百獣の王」武井壮。週刊プロレスは、前回の続きで1987年6月30日増刊号(No.895)。

1987年に勃発したナウリーダーvsニューリーダーの『世代闘争』について、有田がモノマネを交えて語る。

その内容をちょびっとご紹介。

世代闘争勃発!!

ずっと猪木の時代だった。メインイベントも猪木ばっかり。

それに業を煮やした長州が、IWGPヘビー級チャンピオンを決める『アントニオ猪木vsマサ斎藤』の試合の後に、急に、「もう世代交代が必要だ、新陳代謝をさせるべきだ!!」と、藤波辰巳と前田日明をたきつけて、猪木に挑戦状を叩きつける。

このマイクパフォーマンスが見どころである。
ほとんど何を言ってるかわからないが、盛り上がるのである。

猪木は、IWGPヘビー級で倒したばかりの斎藤マサたちを巻き込み、ナウリーダー(アントニオ猪木・マサ斎藤・藤原組長)vsニューリーダー(藤波・長州・前田日明)の世代闘争が勃発する。

なぜか、藤原組長は、その風貌からか、揉めたときに猪木側にいて長州を制したからか、若いのにナウリーダーに組み込まれてしまう。

その後は、実はイマイチ盛り上がらず、この世代闘争は失敗企画のように、ふわっと消えていく。

が、藤波と長州がタッグを組むなど、夢のような対戦が実現されるのである。

試合観戦記

〇1987年6月12日『アントニオ猪木&マサ斎藤』

この試合のあとに、長州が乱入し、世代闘争が勃発する。

解説していた藤波と前田もリングに上がり、前田は「誰が一番か決まるまでやればいい」と明言を吐く。

が、アナウンサーは聞き取れていない。というよりも、基本みんな何言ってるか聞き取れないのが面白い。

その様子まで新日本プロレスワールドで全部見ることができる。

〇1987年8月20日『アントニオ猪木&武藤敬司 vs 藤波辰巳&長州力』

夢のようなカードである。

ただ、武藤はアメリカから帰ってきたばかりの超若手。この闘いを世代闘争と言っていいのかどうかはわからない。

こういう中途半端をしたから盛り上がらなかったのかもしれない。