『有田と週刊プロレスと』 Season1 No.010 ~新時代を切り開いた革命児!不動のエース・棚橋弘至!~

100年に1人の逸材『棚橋弘至』

放送日は2017年1月25日、ゲストは引き続きアンガールズの田中。有田に渡される週刊プロレスは2006年8月2日号(No.1325)。

プロレス冬の時代から新日本プロレスを支え続け、今なお中心的な存在として活躍を続ける棚橋弘至について有田が語る。

その内容をちょびっとご紹介。

チャラチャラを貫いたプロレスラー棚橋弘至

格闘技ブームに押され、新日本プロレスが苦しくなった時に、新日本プロレスを背負って戦い続けた棚橋弘至。

強さを追求する黒パンの「ストロングスタイル」ではなく、子供や女性も楽しめるプロレスを目指して自分のスタイルを貫いた。

『(ストロングスタイルのレスラー)ぶちのめしてやるからな、コノヤロー!!』「(観客)うぉ~、やれー!!」が「(棚橋)愛してま~す」「(観客)きゃ~かっこいい、頑張って~!!」にコツコツと取り組んで変えたのだ。

正直、その当時は「なんだ?チャラい」と言われまくっただろう。それを周りの評価が変わるまで続けたのだ。すごい。

その結果、新日本プロレスは現在盛り上がりまくっている。

そして、一時期はケガなどもあり第一線から脱落した感もあったが、その後見事に復活し、現在もアラフォーで『エース』として君臨し続け、絶大な人気を誇っている。2018年の年間MVPにも輝いている。

有田が言うには、革命家と言うに等しいとのこと。

ただ、色々と番組にも出ているが、革命家のようなイメージもないし、正直「しゃべるの下手だな…」と思ってしまう。

もしかすると、役者ではなく、演出家の能力が高いのかもしれない。

もちろん、試合はもちろんエースというだけあって、面白いのだが。

プロレスラーを敬うべし!!

『パパはわるものチャンピオン』という映画をご存じだろうか?まあ主役なのだが、これを見て、あっ、演技下手だな・・・と思ってしまう場面が何度かあった。

だが、侮ってはいけない。革命家なのだ。

有田はこうも言っている。

『天龍さんや長州力さんをバラエティに呼んで、「何言っているんですか?」「滑舌がわるい」と小ばかにした発言をするが、神様のような存在であり、本来はやってはいけない。せめてリスペクトをもってやるべきだ。棚橋さんをいじっているのも同じである。みんなが尊敬した人である。レジェンドを大切に扱え』と。

このくだりをモノマネを交えながら解説してくれるが、それがすごく笑える。そのモノマネに「本当にレスペクとしてるんかいな」と、突っ込みたくなる。

試合観戦記

この回で紹介された試合はないが、棚橋弘至のおすすめ試合を紹介したい。

最近の試合にかたよっていること、また棚橋弘至ファンには、「わかってないなぁ~」と思われるかもしれませんが・・・ご容赦を!!

なお、棚橋の必殺技は『ハイフライフロー』という、コーナーポストに上って、ボディーアタックするという技だ。

正直、内藤の『デスティーノ』やケニー・オメガの『片翼の天使』から入った私にとって「・・・普通やん」と思っていた。

が、試合で見ると実に“カッコイイ”のである。コーナーに上ると輝いて見える。(カメラワークのおかげも大いにあるかもしれないが)すごくテンションが上がるのである。不思議だ・・・これがエースのカリスマ性か。

〇2015年1月4日『棚橋弘至vsオカダ・カズチカ』

棚橋の必殺技が色々な形で炸裂しまくります。見応え十分。

〇2019年1月4日『ケニー・オメガvs棚橋弘至』

棚橋がケニー・オメガの試合スタイルを、『品がない』とディスり、その決着をつけた試合。ケニーの何でもありvs棚橋の正統派プロレスの闘いでもあり、これは面白かった。

〇映画『パパはわるものチャンピオン』

「Amazon Prime Video」「新日本プロレスワールド」で無料で視聴できる。

棚橋の演技の拙さは突っ込みたいが、すごくいい映画だった。

なお、出演者が特別に試合をしている。新日本プロレスもノリがいいなぁ~、と本当に感心した。

この試合はFreeでみれる(↓クリックしてください)