『有田と週刊プロレスと』 Season1 No.011 ~有田もギョロリ!?不遇の天才・内藤哲也の「ロス・インゴ」旋風!~

今を駆ける『内藤哲也』登場‼

放送日は2017年2月1日、ゲストは引き続きアンガールズの田中。有田に渡される週刊プロレスは2016年4月27日号(No.1845)。

ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの内藤哲也が遂に登場。

この回はベスト10に入る神回!!有田の語るストーリーが一番面白かったのはこの回ではなかろうか。

その内容をちょびっとご紹介。

不遇のレスラー『内藤哲也』

棚橋弘至や中邑真輔が新日を盛り上げようとしていた時、その後輩として内藤がいた。

内藤が尊敬するのは『武藤敬司』、20代でIWGPヘビー級のベルトを獲るのが夢だったらしい。

地道に頑張る内藤は29歳のラストチャンス(2011年10月10日にチャンピオン棚橋弘至と対決)でもベルトは取れなかった。が、オカダ・カズチカが2012年に24歳でとってしまったのである。

その後、2013年のG1CLIMAXで優勝し、2014年1.4のIWGPヘビー級王者(オカダ・カズチカ)への挑戦権を獲得したが、そこでも不遇が。

なんと、同日に『棚橋弘至vs中邑真輔』のIWGPインターコンチのビックカードが決まり、従来の慣習を破り、ファン投票の結果、何故かメインイベントをかっさらわれた挙句、試合にも負けてしまう。

また、その決めポーズや雰囲気が、何故かファンの神経を逆なでするのか、入場時はハイタッチする好青年的なレスラーだったが、入場するだけでブーイングをされるように…どうやら大阪から始まったらしい。

そうして、「天才・素養がある・逸材」と言われた内藤はふてくされていく。

『ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン』の立ち上げから大ブレイク

2015年に、「このままではあかん」とメキシコの『ロス・インゴベルナブレス』で修業した内藤は、そこで価値観が変わったようだ。

日本に帰ると以前の好青年内藤はいなかった。『ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン』(制御不能な奴らの日本版)を立ち上げ、誰にも媚びない、少しヒールの入ったキャラに変身していた。

その態度や発言が格好良く、内藤にブーイングを浴びせていた人たちが、内藤に声援を送るようになる。

そして、2016年4月10日は、オカダ・カズチカを撃破し、“IWGPヘビー級”の王者に。そして、念願のチャンピオンベルトを手に入れたのだが、それを内藤は…。

このくだりは、本編を見てほしい。有田のトークで感動してしまう。

そして内藤が立ち上げた『ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン』は大人気の新日の中核団体になり、多くのスター選手が属するまでになっている。

ちなみに、私もミーハーであり、内藤を応援している。

2020年2月の大阪で行われた『KENTA』との試合を見に行ったのだが、頭パックリの大流血で勝利を収める。どんびきしながらも興奮した。

試合観戦記

昔の内藤と、『ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン』を立ち上げた後の内藤を見比べてほしい。

あと、必殺技の“デスティーノ”もカッコよく、試合は見ていて面白いのだが、何故か『年間最優秀選手(MVP)』には選ばれても、『ベストバウト(年間最高試合)』には選ばれたことがない。

まあ、オカダ・カズチカが飛びぬけているからかもしれないが…。

〇2011年10月10日『棚橋弘至vs内藤哲也』

入場のハイタッチが・・・今から見るとらしくない。

〇2014年1月4日『オカダ・カズチカvs内藤哲也』

〇2016年4月10日『オカダ・カズチカvs内藤哲也』

内藤が初めてIWGPのチャンピオンになった試合。内藤への声援が多い一方、オカダ・カズチカへのブーイングもあり、人気が急上昇していることがわかる。結構、卑怯なことをしれいるのだが、ブーイングが起きない・・・不思議だ。

終了後には、例のチャンピオンベルト事件も・・・。

〇2020年1月5日『オカダ・カズチカvs内藤哲也』

IWGPインターコンチの王者内藤哲也とIWGPヘビー級王者のオカダ・カズチカとが、史上初のIWGP2冠王者をかけてぶつかった試合。