『有田と週刊プロレスと』 Season1 No.008 ~プロレス”珍”事件簿!稲妻戦士の足に隠されたナゾの凶器!?~

木村健吾の面白事件簿…というより藤波辰巳の物語!!

放送日は2017年1月11日、ゲストは引き続きチュートリアルの福田充徳。有田に渡される週刊プロレスは1987年1月20日号(No.183)。

なぜ、こうなってしまったのか…理解に苦しむことばかりだ。

その内容をちょびっとご紹介。

藤波辰巳はすごかった!!

藤波辰巳は新日のエリートとして存在感を示していたが、単なるエリートではなかった。

藤波は喧嘩を売られるとすごくいい勝負を繰り広げたとのこと。

それは、男の代表である『プロレスラー』には似つかわしくない表現が、対戦レスラーを引き上げる、いわゆる「あげまんレスラー」だった(番組のなかではそのような表現はしていません)。

例えば、藤波に「俺は噛ませ犬じゃねーからな!!」と噛みつき、歴史的な戦い(名勝負数え唄)を繰り広げた『長州力』は、言わずもがな人気が急上昇!!

格闘技路線を突っ走り、多少浮いていた前田日明も、1986年6月12日に藤波との対戦後、「無人島に行ったら仲間がいた」と言わせるほど、藤波は前田の攻撃を全部受け、素晴らしい闘いを繰り広げた。

スーパーストロングマシンとの闘いでも、「お前、平田だろ?」と発言した事件はさておき、いい試合をした。

そのように、藤波は対戦によって、試合を盛り上げるだけではなく、その相手を引き上げたとのこと。

木村健吾との闘い

長州や前田、ストロングマシンがいなくなり、その後出てきたのが木村健吾。

その木村健吾のエピソードが面白い!!

苦労して身に着けた武術がプロレスでは反則とされて空振りに終わったり、1990年1月2日に藤波辰巳と対決し『稲妻レッグラリアット』であっと言わせる勝利を収めたように見えたが、なぜかその直後に事件が起こって負けになったり(これが、なぜそんなことになってしまったのか・・・理解に苦しむ)と。

そのあと行われた後楽園で行われたワンマッチ興行(その試合のみ開催)では、満員になったらしいが、その後は目立つこともあまりなく、今では品川区議会委員になっているとのこと。

試合観戦記

放送で紹介された1986年6月12日『藤波辰巳vs前田日明』を新日本プロレスワールドで観戦。

藤波辰巳が大流血し、前田日明に「無人島だと思ったら仲間がいた」と言わしめた試合。前田は本気で無慈悲に藤波を蹴りまくり、関節技も駆使して追い詰めよう(潰そうとしているようにしか見えない)とするが、藤波はその蹴りも関節技も受け、大流血をしながらも、魅せるプロレスで戦い抜く。観客は大興奮!!藤波は男です。

何本か勝負をしていますが、この試合は見るべき。

〇1986年6月12日『藤波辰巳vs前田日明』