
10.9 東京ドーム 新日本 vs UWFインター《後編》
前回の30分のトークではたどり着かなかった『10.9 東京ドーム』の試合内容を有田が熱く語ってくれる。
放送日は2016年11月30日、ゲストは引き続き綾部祐二。有田に渡される週刊プロレスは1995年10月24日号(No.697)&10月27日増刊号(No.698)。
その内容をちょびっとご紹介。
『10.9 東京ドーム』の熱い戦いと長州力の名言と!!
そもそも、プロレスファンの間で『10.9』は「じゅってんきゅう」という読み方をするらしい。他にも、毎年1月4日に行われるプロレスの祭典といえる『1.4』は「いってんよん」。
このように呼べばプロレスファンは「お前、わかってんじゃん」と評価をしてくれるとのこと。
「ほんまかいな?」と、職場のプロレスファンの人に「じゅってんきゅう」と言ったところ、本当に通じただけではなく、「その話しちゃう?見とかないとダメだ」と、次の日にDVDを貸してくれるという想像以上の結果に。
そもそもこの『10.9 東京ドーム』は、高田が率いる『UWFインターナショナル』と、武藤が率いる『新日本プロレス』との抗争である。
プロレスは「なんでロープにふったらそのまま返ってくるのか?」、所謂『やらせでしょ』という目で見られ、それに翻弄されてきた歴史だったとのこと。
『Uインター』は、そのように思われることを拒んで“最強”を掲げた、プロレスから生まれた格闘技系の団体と言っていいと思う。技を魅せるのではなく、ガチで人を倒すのを魅せるような試合をする。その『Uインター』が、武藤率いる“THEプロレス”の『新日』と組織で対決を繰り広げる。
下の試合観戦記もあわせて見ていただきたいが、トップの高田と武藤の試合、若き日の桜庭和志の試合、佐々木健介のポカ発言などの色々な名シーンを有田が解説してくれる。
ちなみに一番笑ったのはコレ!!
プロレス界の中心にいる「新日 長州力」と、その長州を散々コケにして挑発してきた若手選手「Uインター 安生洋二」が遂に対決。
力関係で言うと、M1で準決勝敗退くらいの若手芸人が、ダウンタウンをディスるイメージとのこと・・・わかりやすい!!
その中で、後にいろいろなところでモノマネをされるハメになった長州力の代表的な名言(?)「切れてないですよ」が誕生する。
知らなかったが、これが広まった元凶は有田とのこと…長州小力かと思っていた。
しかも、このモノマネについて、致命的なミスを有田はやらかしてしまっていた。そのエピソードと、秀逸な有田の長州力のモノマネで大爆笑。
『有田と週刊プロレスと』は全100回(4シーズン×25話)の放送だが、ベスト10に入る面白い回である。
試合観戦日記
※第1回の内容も一緒です(すみません)
この『10.9東京ドーム』の試合はDVDでみた。
同僚のプロレス好きの先輩に「最近、プロレスにハマりだして、10.9って…」と話をすると、「見とかないとダメだ」と、次の日にこの試合のDVDを貸してくれた。
(まさか持っているなんて…本当にプロレスファンにとっては、特別な試合なのか!!)
そのDVDでは、『武藤vs高田』はもちろん、長州力の名言「切れてないですよ」誕生の瞬間、佐々木健介の「ポカ発言」、桜庭和志の若き日の試合も見ることができた。
個別の試合結果は…言いませんが(番組中では紹介されています)、素人の私でも魅せられてしまった組織抗争だった。
なお、武藤敬司といえば、私にはスキンヘッドの男前イメージが強かったが、この時代は髪はフサフサでなんか美男子系!!
でも汗をかくと髪型ちょっとヤベーかな、とハラハラ(笑)。会社にもそんな人いる~。
もとい、その武藤の『ドラゴンスクリュー』からの『四の字固め』の流れはクセになる。見ごたえ抜群なので、やはり一度は観ておくべき対決なのは間違いない。
〇1995年10月9日『武藤敬司vs高田延彦』 他

入場シーンはなかったので、そこはYouTubeで。